「谷汲さん」の名前で地元の人から親しまれている谷汲山華厳寺は、西国三十三所の結願・満願のお寺でもあるんです。
巡礼の旅へと出かけたら忘れずに訪れたいのがこのお寺。
しっかりとお願いをして廻ったらあとは観音様におまかせを・・・
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谷汲山華厳寺のご利益
などなど谷汲山には十一面観音様が祀られています。苦しみ悩み人々を見つけるためにたくさんの顔を持っておられるんです。
あなたの悩み事もきっと観音様が見つけてくださいます。
谷汲山華厳寺のアクセス
養老鉄道揖斐駅からバスで25分 谷汲山下車から徒歩で5分
谷汲山華厳寺に行った人の口コミ
良い口コミ
- 有料の大きな駐車場がある
- 紅葉の時期はとても綺麗
- 階段めぐりがある
- 現在、過去、未来と三つの御朱印がある
悪い口コミ
- 階段がとても急
- 年配者や足の不自由な人には少々困難
- 交通の便が悪い
鳥居からに仁王門まで長く続きたくさんの土産物屋さんが並んでいます。
地元のとれた野菜や果物がたくさん並んでいるのですがその中でも三枡屋さんのういろはとても美味しいです。
また山門を出てすぐにあるたにぐみあられなどは参拝の後に是非とも寄ってみる価値ありの場所です。
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谷汲山華厳寺に行ってきた感想
谷汲山華厳寺に行ってきました。
西国三十三所の第三十三番札所、満願・結願のお寺です。
本尊は十一面観音菩薩様、脇侍として不動明王と毘沙門天が祀られています。
十一面観音様や毘沙門天様は国の重要文化財となっていて御開帳時以外は拝見することができないんです。
最近では平成21年に御開帳され昭和30年以来54年ぶりなんだそう。
残念ながら次の御開帳はまだまだ先のようです・・・
仁王門からは石畳の急な階段を何段も登って行かなくてはいけないんです。
足腰がかなり鍛えられそうな感じでもあります。
雨や雪の日などは注意して登って行く必要がありそうです。
本殿にはお戒壇巡りがあり真っ暗な中をカギを探して手探りで進みます。
このカギはご本尊様の真下にあると言われていて触れることでご本尊様との縁を結ぶことができると言われているんです。
必ずしもこのカギに触れることができるとは限らないために中ではどこ?どこ?と声を上げて探している人もいます。
本当は誰にも聞かずに探すことができるといいようです!
お参りをすませたら本殿の横を通っていくといくつもの仏像をお参りすることができます。
西国三十三所最後のお寺でもあるために、巡礼で使った笠や杖などを奉納する御堂もあります。
その他にも満願成就のお寺もあり願いが叶った人はここへお参りにも来られるそうなんです。
そうして最後は本殿を下りる階段にある「精進落としの鯉」に触れて帰るといいそう。
この谷汲山は春には桜、秋には紅葉とても綺麗な場所でもあります。
谷汲山華厳寺にこれから行く人へのアドバイス
日本最古の観音霊場でもある谷汲さんは巡礼の旅を終える最終駅とも言われています。
仁王門から本殿まで続く長い参道には石畳が敷いてあり両脇に石灯籠が並び立ちとても厳かな気持ちにさせてくれます。
また見落としてしまいがちな本殿へ上がる木造の階段わきには「精進落としの鯉」があります。
知る人ぞ知るこの鯉は尾っぽの部分のみが少し色あせています。
参拝の後にそっと触れて帰ることで身も心もあらゆる苦難から解放されることができるはずです。
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谷汲山華厳寺のうんちく
山号が谷汲山、寺号が華厳寺の谷汲山は798年に豊然上人大口大領によって開祖されました。
大領は霊木より尊像を造り京の都から奥州へと運んでいると尊像が自ら歩き出し「遠く奥州の地には行かない。
我、これより北五里の山中に結縁の地があり、其処にて衆生を済度せん」といい重くなり動かなくなったと言われています。
結縁に祀ることで岩穴から油が湧出て尽きることがなかったとのこと。
その後も幾度となく戦乱で諸堂伽藍を焼失するも御本像さまはご安泰を得たそうです。
さいごに
西国三十三所はそのほとんどが関西にあり、最後の札所の結願・満願寺はこの岐阜県にあります。
巡礼の旅を終えて最後に訪れるこのお寺にお参りする頃にはあなた自身の悩みも解決してくれているかもしれませんね。
十一面観音様を影から拝みその土地の美味しいものを頂けばそれだけできっとしあわせ!と声を上げてしまうかもしれません。