鬼の鼻と聞いてピンとくる方はほとんどいないほど、鬼の鼻山はマイナーな佐賀県多久市にあるお山です。
しかしここには、心の悩みを祓ってくれるくれる小鬼がいると言われています。
心の悩みが深い私は早速こちらへ行ってみました。
その顛末を書いていきたいと思います。
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鬼の鼻山のご利益
昔から鬼は恐いものの象徴として知られていますが、地獄ではエンマ大王のしもべとなって働いていますよね。
そして鬼は地獄にいる悪人の心を浄化させているのです。
鬼の鼻山にいる小鬼もそんな力を持っているのかもしれません。
鬼の鼻山のアクセス
車の場合多久インターチェンジより車で20分。
国道203号線を唐津方面へ2キロメートル行き、莇あざみ原ばる交差点を左折、そのまま南下し、多久市立病院を通り過ぎ、突き当たって左折すると多久聖廟入口、そこを右折し、あとは道なり。
鬼の鼻山に行った人の口コミ
良い口コミ
- 遊具や草スキーが出来るので子供連れでも遊べます
- 山頂の展望台からはきれいな有明海が見渡せました
- 展望台からの景色がすばらしいです
- お弁当持参でピクニックに最適です
悪い口コミ
- 草スキー場はあるがソリの貸し出しはない
- 大町町からの車道はすれ違いが難しい箇所がある
役立つ口コミ
- 山頂まで階段のコースと、傾斜は急だが山道を登るコースとあるけどどちらも登りやすいので初心者におすすめ
- 多久聖廟からの車道が広くておすすめ
みなさんの口コミを見ていると、やっぱり多久聖廟からの道がよさそうです。
眺めがよく、鬼の顔をした展望台があるということ。
しかし誰も小鬼のことには触れていません。
いったい小鬼は存在するのでしょうか?
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鬼の鼻山に行ってきた感想
早速、お休みの日に鬼の鼻山へ行ってみることにしました。
多久聖廟付近は観光客でにぎわっていましたが、それからの山道はすれ違う車も少なく、不安になりました。
途中「鬼の鼻山→」という標識がありほっとします。
駐車場へ着きました。
駐車場からは天山が大きく見える絶景です。
早速公園内へ入ると鬼の滑り台が現れます。
これじゃないなと思いつつ遊歩道を上へ上へと歩いて行きます。
突然急坂となり、鬼の顔をした展望台へ出ました。
展望台からの眺めはよく、北に天山や脊振山系、西に八幡山と船山、南に六角川と佐賀平野、その向こうには雲仙岳を見ることもできました。
その後は防火帯となっていて山茶花が植樹されている道を黙々と歩きました。
展望はやがて薄れ、スギ林に変わった途端に下りとなります。
やがて大楠が群生する場所に到着。
いまだに小鬼を発見できません。
聖岳の祠まで行ってみましたが、そこにもいませんでした。
出発から1時間ほどで聖岳に到着でした。
これ以上進む道はないので来た道を引き返します。
きつい坂を上り終った後は、山茶花の赤、白、ピンクの花を楽しみながらのそぞろ歩きです。
もうすぐ出発地点に戻るという場所で発見しました。
道から少し離れた場所に小鬼がいました。
身長は70センチほど、石の体にいろんな色が付けられていて、口にはお賽銭がいっぱいです。
私も10円玉を1枚献上して、手を合わせました。
これで私の悩みを消してくれるはずです。
満足感を持ってスタート地点に戻ってザックを下すと、ザックの重みと共に心にひっかっかていたものがスーッと降りていくのがわかりました。
さすがパワースポットだなと思いました。
来てみてよかった鬼の鼻山です。
鬼の鼻山にこれから行く人へのアドバイス
これから鬼の鼻山へ行こうと思われる方は、特に足腰を鍛える必要はありません。
私はたまたま歩き過ぎましたが、鬼の展望台からいったん下って再び上りあがった場所にあります。
お子様連れの方でも楽に行くことができるので安心してください。
こちらもすごく展望がよいので、写真を撮ったりするのにも最適です。
公園内には東屋も2か所ほどあり、お弁当などを持って行ってのんびりするには最適の場所です。
一番良い時期は紅葉が始まる11月中旬です。
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鬼の鼻山のうんちく
肥前国風土記では鬼の鼻山ではなく、なぜか嬢子山(おとめやま)と紹介されています。
それによると景行天皇が位についていた時、土蜘蛛八十女人(つちぐもやそおみな)が嬢子山の山頂にいたそうです。
しかし八十女人は常に天王に逆らっていたために、滅ぼされたと言われています。
土蜘蛛八十女人とは女盗賊の集団だったという説があります。
もしかすると滅ぼされた後に、女盗賊は鬼に変身してこの鬼の鼻山に再び住みついたのかもしれません。
さいごに
鬼の鼻山に行くと、不思議な小鬼が待っています。
その小鬼はあなたの悩みや恨み、怨念を祓ってくれるかもしれません。
鬼の顔の滑り台、鬼の顔の展望所と鬼ワールドにもどっぷりと浸かることができます。
そしてそれ以外にも鬼の鼻山ではすがすがしい空気と素晴らしい景色を眺めることもできます。
あなたもぜひ一度は訪れてみませんか?