島根県の揖屋神社と神社名だけ言われても「?」といった所ですよね。
実は日本の国造りに関わりのあるイザナミノミコトをお祀りしている神社なのです。
イザナミの名前は知ってる!という方なら多いのではないでしょうか?
今回は努力する女の子に力を与えてくれると評判の揖屋神社についてご紹介したいと思います。
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揖屋神社のご利益
さすが国産みの女神。
ご利益のスケールが大きいです。
私は子宝のご利益がほしくてこちらの神社を訪れました。
一緒に行った友人は女子力UPをお願いしていました。
揖屋神社のアクセス
車の場合
- 山陰自動車道東出雲ICを降りて北に向かい、出雲郷東交差点を右折し国道9号線に入る。
- 五反田交差点を左折、次の信号まで直進。
- 信号を右折してしばらく進む。
- 山陰自動車道東出雲ICより約10分
駐車場10台(無料)
電車の場合
- JR松江駅から山陰本線米子行に乗る
- JR揖屋駅で下車して徒歩10分
揖屋神社に行った人の口コミ
良い口コミ
- とても静かで厳かな雰囲気
- 迫力を感じる場所
- 空気が他の神社と違う
- 縁結びのお守りがかわいい
悪い口コミ
- 神主さんが留守がち
役に立つ口コミ
- 用のある方は電話で事前確認をした方がよさそう
- 神社の段が少ないので足腰に不安のある方も安心
黄泉の国の入口である「黄泉比良坂」が近くにあるということで、他の神社と違う不思議な雰囲気を感じられる神社です。
人によっては少し怖さも覚えるそうなので、ぜひ体感してみてください。
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揖屋神社に行ってきた感想
神話の国島根県にある揖屋神社に行ってきました。
揖屋神社は意宇六社のうちの一つで、島根にある神社の中でも古い歴史を持っています。
主祭神は伊邪那美命(イザナミノミコト)で、子孫繁栄、五穀豊穣、家内安全などのご利益があるそうです。
イザナミノミコトといえば黄泉の国の神話が有名ですよね。
そんな神話のイメージもあり、初夏という蒸し暑い季節にも関わらず、大きな注連縄の付いた神門をくぐるとヒヤッとした雰囲気。
背筋が伸びるような、厳かな空気に変わりました。
パワースポットというのも頷けます。
社殿は大社造で一枚の写真に収めきれないほどです。
注連縄も巨大で少し恐い雰囲気だと思っていたのですが、参拝後はまるで大きな存在に受け止めてもらえたかのような安心感を覚えました。
お参りをした後、周りのお社にも参拝。大己貴命、少彦名命、事代主命、武御名方命、経津主命がご祭神としてお祀りされているそうです。
稲荷神社もありました。
氏子さんからこの境内にお祀りされている事代主命にまつわる言い伝えも教えてもらいました。
海を挟んだ小島に住んでいた事代主命が、この土地の女神と通い婚をしていました。
一番鶏が鳴いたら帰る約束でしたが、ある時一番鶏が間違えて真夜中に鳴いてしまった為、慌てて真っ暗な海へ船を漕ぎ出したところ、サメに片足を食べられてしまったとか。
足を無くし愛しい人に会いに行けない事代主命を憐れに思ったこの土地の方々が揖屋神社の境内に一緒にお祀りすることにしたそうです。
なので、この土地の方は明治大正辺りまでお二人の恋を引き裂いた憎き鶏を食べなかったとか。
神々の逸話が残る揖屋神社、ぜひとも足を運んでみてください。
揖屋神社にこれから行く人へのアドバイス
拝殿後ろの荒神社の少し恐ろしげで異様な雰囲気に圧倒されるので、そちらもぜひ参拝してみてください。
蛇をかたどった様な縄の前に何本もの幣束が刺されていました。
説明のような看板がなかったので帰って調べてみると、荒神様にその年の農作物の収穫を感謝する行事に使われるものだったそうです。
見た時はちょっとドキドキしましたが、ちゃんと謂れがあったみたいです。
参拝した時は写真を撮るのも躊躇してしまったので画像はありません。
ぜひともご自身の目で確かめてみてください。
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揖屋神社のうんちく
ご祭神の伊邪那美命(イザナミノミコト)といえば有名なこの神話。
出産後亡くなってしまった伊邪那美命(イザナミノミコト)に会いたくて、夫の伊邪那岐命(イザナギノミコト)が黄泉の国へ赴きます。
地上へ戻る道すがら、後ろからついて来る妻の「地上に上がるまで見ないで」という言葉に背いてつい後ろを振り返ってしまいます。
やるなやるなと言うのにやってしまうとは…。
お笑いの前振りじゃないんだぞ、と。死者の姿である自分の奥さんを受け入れられず慌てて逃げ帰ります。
恐ろしい姿で追いかけるイザナミノミコトがこの世に戻ってこないように入口に岩で封印をした場所が「黄泉比良坂」と言われています。
あれだけ戻ってきてと言ってたのに自分の都合でこっちに来るななんて都合の良い話ですよね。
イザナミノミコトが怒るのもわかります。
岩の向こうから怒り心頭のイザナミノミコトが「お前の国の人間を一日に千人殺してやる!」と恐ろしいセリフを吐きます。
対してイザナギノミコトは「ならばこちらは一日に千五百人生む」とガクブルしながら言い返します。
そうしてこの国に人間が増えていったというお話ですが、この揖屋神社はその神話に関わりのある黄泉比良坂の近くにあります。
せっかくなので黄泉比良坂とセットで参拝してみてはいかがでしょうか?
さいごに
黄泉という不穏な言葉と共に語られるイザナミノミコトの神社ですが、イメージとは裏腹に空気が爽やかでとても穏やかな時間が流れる場所です。
母親のような温かさや、厳しさ。そういった雰囲気に包まれる思いがしました。
イザナミノミコトは自分が辛い思いをした分、前に進もうと頑張る女子に力を与えてくれるのかもしれません。
背中を押してもらいたい時にぜひ訪れてみてください。